僕らは生きることにしがみついたけれど それを格好悪いとは思わない

23週3日388gの超低出生体重児と家族の16日間
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0日:急変
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    いつものように会社で仕事をしていると見知らぬ番号からTEL

    相模原市内だったので出たら

    「北里大学病院の産科ですが…」

    今日は嫁が定期検診だといっていたので、おおかた携帯でも病院に忘れたのかな…と思っていたら

    「状態がよろしくないので 早晩 お産になるかもしれません。決めて頂かないとならないことがあるので至急来てください」

    今日は23週の3日目

    「お産」という言葉と結びつかず イマイチなにがどうだか解らない状態で上司に報告して退社。病院に向かう。
    道中 もう一回電話が入って 長丁場になるかもしれないので 上の子を小学校から回収しておいたほうが良いとの連絡があったので、小学校に電話して回収して北里へ。

    産科に到着すると 分娩室に嫁が居て、バイタルメーターと超音波で赤ちゃんの状態を確認している所。
    産科の先生が現れて

    ・子宮が感染症に掛かっている
    ・胎盤も一部冒されている
    ・だから 母胎が子供を外に出そうとしていて
    ・子宮口が全開になって 一部出かかっている

    と言うのが現状と言う説明。
    続けて

    ・このまま 無理矢理戻す事は出来ない 戻すとやがて敗血症で死産になる。
    ・22週なら流産 24週なら救命と国の指針が決まっているが、23週は親が命の選択をしなくてはいけない

    そして

    ・母胎に1秒でも残した方が赤ちゃんは育つが、感染死リスクとのトレードオフ
    ・助けるなら 今 帝王切開をして赤ちゃんを取り出すか、
    ・成り行きで自然分娩させるか
    ・逆子なので、自然分娩時に頭がつっかえるとアウト
    ・体重も少ないので、取り出しても手の施しようがない場合もある
    ・そんなこんなで 無事生きて退院できる可能は全国で6割
    ・さらにその6割のうち 半数は後遺症が残る
    ・母胎が高齢かつ糖尿なので上記確率は下方修正が入る


    との説明を30分ぐらいで滝のように受けました。


    要約すると

    ,泙箸飽蕕腸椎柔が低いから 安楽死させるか
    △覆蠅罎に任せてるか
    0絣悗繁椰佑寮弧仁呂鮨じて即死のつきまとう地獄ロードをいくか

    の3択を今すぐしろ と
    命の選択なんざ、将来 親の死に目の段階で「心臓マッサージ止めてください」って言う物だとおもってたら、こんなに早く しかも子供にするようになるとは。

    で、やっぱり心拍の聞こえている赤ちゃんを殺してくれとは言えなくて、幸い北里という日本屈指の技術の病院というのもあって「親子で地獄ロード」を選択しました。
    親が子供の命の終わりを決めちゃいけませんや。やっぱり。

    で、手術室の空きをまって緊急手術
    宵の口に男の子がでてきました 体重388g 手のひらサイズ
    肺がまだ未発達なので挿管して即NICU行き。

    NICUでいろいろ処置をしてもらって 対面できたのは20時過ぎ
    頭がピンポン球サイズっぽいけど 固定されちゃってて顔はよく見えない

    今度は小児科の先生から説明
    ・超早産 超低体重児 で予想通り 厳しい道のり
    ・肺が未熟なので人工呼吸器で何ヶ月か過ごす
    ・動脈管(肺動脈と大動脈のバイパス)が開いているが、これがたぶん閉じないので
     (普通の赤ちゃんは肺が動き出すと数時間で自然に閉じる)
     薬でアシストする
    ・他にも未熟な部分を作っていかなければならないので 輸血やアルブミンといった生物由来薬剤を使う
    ・山は24時間(元の体力の限界) 72時間(急性敗血症) 一週間(呼吸器)にやってくる

    と、「悪い夢の世界の中じゃなかろーか」 みたいに感じている頭に向かって告げられる。
    とりあえず いろいろな承諾書5〜6枚にサインをして、9時頃 病院を出る


    上の子が帰り道、ワークス君のなかで「おめでたい事なんだよね いちおう」と。
    「うん そうだね」 「でも お祝いは家に帰ってきてからにしよーね」

    自宅に戻ってから 今日 病院で言われたことの裏を取ろうとググル先生と向かい合うが、どうも文章(ママのブログ多し)から必要情報を自分の頭が取り出せず、諦めて寝ることにする
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